ゴミの話①

凸凹家 凸担当

2010年02月27日 06:50

これから、時々、ゴミの話を書いて行きたいと思います。「宮古島の美しい海を永遠に!」と願う時、ゴミの問題は切り離せない、と思うからです。実は、ゴミの問題、と書きましたが、ゴミを生む人間の生活、人の営みについて、我が儘に綴って行きたいと思います。

初っ端(ショッパナ)の今日は、レジ袋有料化の話です。沖縄県では、2008年10月から県内の主なスーパーで、レジ袋の有料化が始まりました。理由はもちろん、石油を原料としたレジ袋の使用を減らすことで、石油の消費量を減らし、排出するCO2を減らすことが目的です。

沖縄県内の場合、従来、一世帯当り年間300枚のレジ袋が使用されていて、これを80%減らすことで、年間6千KLの石油を節約でき、2万トンのCO2の排出を抑制できると言います。

但し、これはレジ袋が無駄に製造されている、と言う前提での話です。レジ袋を有料化すれば、それが使われなくなって、確かにその分は石油の節約やCO2の削減になるでしょう。しかし、先に細かいことを言うと、代わりに使うマイバッグ(エコバッグ)だって、石油を原料として作られているものがほとんどだし、未来永劫使えるものじゃない。そう考えれば、レジ袋の代わりとなるもののために消費される石油や排出されるCO2もちゃんとカウントしなければ、片手落ちです。

そしてもう一つ、ここが今日の本題!笑
宮古島の場合、ゴミの収集が、とても親切です。ゴミは家の前に置いておくだけで、可燃ゴミは週に3回集めてくれるし、いわゆる資源ゴミ(缶・瓶・ペットボトル・発泡スチロールetc)も毎週持って行ってくれます。池間島の場合だと、火木土が可燃ごみの日、月が缶・瓶・危険ゴミ、水がペットボトル・発泡スチロール、金が紙類の回収日です。
でも、可燃ゴミは指定のゴミ袋、紙類は紐で縛って出しますが、それ以外は「袋に入れて(仕分けて)出してください」となっています。レジ袋が当たり前にあった時は、これに入れて出していたのですが、今はわざわざゴミ袋を購入し、その袋に缶やペットボトルを入れて出しているのです。これって、何か、変じゃありませんか?

おまけに凸凹家は犬がいるため、散歩の時にした糞の始末にも、袋がいるのです(糞を片付けていると、地元のおばぁは「海に捨てれば良いさ~」って言いますけど。笑)。

以前住んでいた香川でも、その前に住んでいた愛知でも、資源ごみは、決められたゴミステーションに各自が持って行き、そこに置いてあるケージ(籠)に入れるシステムでした。でも、宮古島は各戸収集が原則のため、袋が必要なのです。恐らくは、ゴミステーションなどと言う面倒くさい方法を取ったら、可燃ゴミといっしょに捨てたり、海や林への不法投棄が増えるのは目に見えているから、やらないのだと思います。

先日、新しくできたダイソーで、レジ袋程度の大きさの袋を購入しました。40枚で105円、と言うことは1枚2円65銭。あれ、スーパーのレジ袋(1枚3円)と変わらないじゃないですか~?爆

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